日 刊 こ ゆ き
お仕事のこと、家族のこと
ライターのお仕事

私の歴史〜バイト掛け持ち・キャバクラ・大学中退編

こんばんは、こゆきです!
少し前に月収15万円のお話が話題になりましたね。住む場所や求める生活のレベル、実家暮らしか否か、飲酒喫煙の有無などによって異なるのでなんとも言えないなあという、平凡な感想とともに、学生時代のことを思い出した。今日は大昔、18歳から22歳までのお話です。

居酒屋とラーメン屋の掛け持ちバイト

我が家は母子家庭でしたので、決してお金持ちではありませんでしたが、地方国立大学に入学し一人暮らしをさせてもらうことになりました。住居費や生活費は自分で稼がなければならないので、すぐにアルバイトを始めます。

月・水・金・土は時給900円の居酒屋バイト

私が選んだのは学生バイトの定番、居酒屋でした。時給900円で午後5時から午後11時半までのお仕事です。業務内容は、ホールとたまにドリンク。

個人経営の居酒屋でキャパ50人程度の小さなお店です。週末以外は、満席になることはほとんどなく、程よくのんびり働ける環境でした。週末は修羅でしたけどね。

居酒屋バイトの楽しみはまかない!バイト中の空いている時間に順番で食べるんですけど、厨房のおじちゃんがこっそり見つからないようにステーキ肉を焼いてくれたり、唐揚げを揚げてくれたり、とプラスアルファのおかずを出してくれるんですよ。

おいしくておいしくてお米をもりもり。激太りしましたけどね。

火・木・金・土は時給950円のラーメン屋バイト

居酒屋バイトと掛け持ちしていたのがラーメン屋さんのバイト。居酒屋バイトが入っていない火曜日と木曜日の夜8時から午前4時まで。

居酒屋バイトが入っている週末は居酒屋が終わったらそのままラーメン屋に移動して、午前4時まで働きます。今考えたらそこそこハード。週末は午後5時から午前4時までの11時間。

ちなみにラーメン屋さんバイトは、なんといつ行っても全メニュー無料!ビールも!エビスビールも!
その代わり午前3時以降の残業代は出ない。私的には常にラーメン無料の方がありがたい。

だってバイトしていない時もチャーシューメンが食べ放題なんですよ天国です。もちろん激太りしました。

月の労働時間は平均170時間労働月収17万弱

全てのバイトをフルで入れたら、労働時間は170時間前後。バイト代は17万円くらいかな。そこそこ稼いでいますね。まさに勤労学生です。シフト表がこちら。

月曜日:午後5時から午後11時半まで居酒屋
火曜日:午後8時から午前4時までラーメン
水曜日:午後5時から午後11時半まで居酒屋
木曜日:午後8時から午前4時までラーメン
金曜日:午後5時から午後11時半まで居酒屋、午前12時から4時までラーメン
土曜日:午後5時から午後11時半まで居酒屋、午前12時から4時までラーメン
日曜日:オフ!!!何もない日!!!

若かったとはいえ、週末のダブルワークは結構体がきつかった気がします。午後5時から朝の4時まで賄いを食べている時以外は座れませんからね。でもチャーシューメンのために頑張れました。

ふと気づいたんですが、金曜日は1日に6回ご飯食べてましたね。
朝ごはん、昼ごはん、夕ご飯(午後5時)、まかない、(午後8時)、ラーメン(午後11時40分)、ラーメン(午前4時)。

そりゃ太るわけだ。

なんだか疲れてラーメン屋とキャバクラバイトの掛け持ちにチェンジ

若かったとはいえ、居酒屋ラーメン屋のダブルワークには疲れました。っていうか朝が起きられません。1限の授業はそもそも受講しない、受講しなければならないものは諦めるという形になってしまいました。

そして、怠惰な生活は学生生活を侵食して、2限まで存在しないものとなってしまい、とうとう午後からしか大学に行けないことに。

「これはダメだ!」と思って一念発起、キャバクラでバイトをすることに決めました。

激太りしていたのにキャバクラで働けるの?って思いました?さすがに激太りしすぎて自分が嫌いになりそうだったので、ダイエットに挑戦して17kg痩せることに成功していたんです。

時給900円の居酒屋と比較すると時給2000円は魅力的。午後8時から午前1時まで働くだけで1万円です。

居酒屋バイトはスッパリと辞めて、キャバクラとラーメン屋の掛け持ちだけにしました。水曜日と金曜日、土曜日がキャバクラ。火曜日と木曜日はラーメン屋。

なんと、月曜日と日曜日が完全にオフになったのです。しかも金曜日と土曜日は、それまで朝の4時まで働いていたのに、1時までで終わり。夢のようなお仕事です。

キャバクラといえば、指名もらうのが大変とか、女の子同士の仲が悪いとか、マイナスイメージが多かったですが働いてみたら意外と楽しいんですよね。

女の子同士は、ちょっとした派閥はあるものの、基本みんな優しいです。私は学生バイトということもあってお姉さまたちに可愛がっていただきました。

お化粧を教えてもらったり、着なくなったドレスをもらったり。ヘルプで入ったテーブルで、優しくしてもらったり、行きつけのお店に連れて行ってくれたりといい思い出がたくさん。

キャバクラは、指名本数や同伴回数などがポイント化されており、ポイント数によって時給が上昇します。ポイント0なら時給2000円ですが、半月で指名が20ポイント貯まると次の半月は時給が2200円という感じ。

確か、指名1回が1ポイント、同伴が2ポイントだったかなあ。毎日グラフが更新されて、誰が何ポイント取ったかがすぐにわかるようになっていました。

ちなみになんと、私は週3バイトでナンバー1を取ったことがあるんです!!

と言っても、漫画やドラマみたいな神接客をしたとかではなく運が良かっただけです。学生バイトが実力でナンバー1を取り続けられるほど、甘い世界ではありません。

出勤日は同伴した上にオープンからラストまでいてくれるおじいちゃんがいた上に、他のお客さんからの指名が集中したミラクル。

ミラクルとはいえ、1番は1番なので、1番好きな私は大喜びでした。

大学?なにそれ?もういいよ

大学の授業料と生活費を捻出するために始めたキャバクラバイト。出勤日も少なく体が楽になったはずでした。でも、染み付いた怠惰な生活から抜け出すことはできません。

1限と2限はほぼ無理で午後からの授業だけ。当然単位を落とす授業も続出します。結局大学を中退することにしました。おばかですよね。せっかく、地方とはいえ国立大学に入学していて、授業料や生活費を稼ぐ術も持っていたのに、卒業しないなんて。

中退後の人生にも、ほとんど後悔はありませんので、夢に出るほど悔しいということはありませんが、やっぱり「大学卒業」って履歴書に書きたかったな、と思います。

今日も最後まで読んでいただきありがとうございました!この後は、仲居さん、商社、損保、主婦ライター、大黒柱ライターとジョブチェンジしていきます。またそのお話もいつか書きますね。それでは、また明日〜!