日 刊 こ ゆ き
お仕事のこと、家族のこと
ライターのお仕事

ライター業界の闇〜初心者ライターとクライアントさんを食い物にするありえない実情

こんばんは、こゆきです。
先日、同業のライターさんから依頼された記事が、無断でその方の記名記事にされていたことをお話しました。テストライティングすらも私に依頼をして、案件を獲得したこともあると。
すると、ほうぼうから励ましのお言葉、慰めのお言葉、そしてそしてリークが届いたんです。無断で記名記事にするよりも、もっともっと酷い実情が明らかになったのでお伝えできればと思います。

要約すると、普通の単価で受注→格安or無償で他のライターさんに書かせる→クライアントさんに迷惑をかけていたという感じ。

※特定の個人を糾弾するのではなく、「こんな悪事を働く人がいるから気を付けて」という気持ちで書いていますので、どうか最後まで目を通してください。

初心者ライターに格安orお金を受け取って仕事をさせていた

私の元に、最も多く寄せられたリークが、「彼女(彼)は、初心者ハンターだ」というもの。

複数の有料サロンに所属して、初心者を物色する

彼女(彼)は、複数の有料サロンに所属していました。サロンに所属することは悪いこととはいいません。スキルアップのため、仲間との交流のためにサロンに所属しているライターさんは数多くいらっしゃいます。

ところが、彼女、ああもうめんどくさいので彼って書きますね。彼はどうやら初心者を探すためにサロンに入っていた模様。あ、個人を特定している訳ではありませんよ。一般論としてお聞きください。

サロンには、初心者さんが数多く所属しています。彼らは向学心があり、スキルアップのためにお金を払うことを厭わない人たち。つまり、鴨としてターゲットにしやすいんです。

彼は、そんな初心者さんたちに忍びより、TwitterのリプライやDM等で仲良くなり仕事を依頼します。

「あら初心者さんに仕事をお願いするなんて優しいじゃない?」って思いますよね。低単価でも仕事をしたい初心者さんは数多くいらっしゃいます。

5円以上案件を1円以下、酷いときは無償で書かせてコンサル料を受け取る

初心者さんに仕事を発注するのは悪いことではありませんが、彼は初心者さんに搾取ともいえる単価で書かせていました。5円以上の案件を1円や1円未満で書かせることもあったといいます。でももっと酷いのは、無償で書かせてコンサル料を支払わせるというもの

書いたらお金をとられるってどういうこと??
目がまん丸くなりました。

初心者さんに低単価で書かせる、コンサル料を支払わせる、これらも問題ですが、きっちりと指導がなされていれば初心者さんのためになるかもしれません。

ところが、彼に教わったことがある皆さんは「人格を否定された」、「フィードバックが意味不明だった」と言っているのです。

しっかりとしてフィードバックをする前提で、指導料として低単価で書かせていたり、コンサル料を取っているのならまだよい。ところが、彼は指導者としても不適切だったとのこと。おやまあ。

発注者さんから届いたリーク

リークは、ライターさんからだけでなく発注者の立場の方からも届きました。詳しくはリーク元さんに迷惑がかかるのでいえませんが、一言でいえば

クライアントさんが迷惑をかけられていた

ってことです。これでお察しください。

テストライティングすら外注しようとも、勝手に記名記事にしようとも、初心者ライターを鴨にしようとも、一定の質が保てていれば問題ないとするクライアントさんもいると思います。

初心者ライターさんにイチから教えるのは、時間がかかるから最初の1記事だけ無料で書いてもらってコンサル料を取ってもいいのではと考える人もいるのかもしれません。

「ライターがライターを搾取しているけれど、クライアントさんに迷惑がかかっていないのならば気持ちの問題かな」とも思っていました。ライターが、騙されず発注先を選べばいいんです。

ところが、クライアントさん自身も彼の被害者だった。あらまあ。

誰も喜ばない搾取ディレクター

今回の私の無断で記名記事にされた事件で明るみになったのは、彼がやっていたことは彼以外誰の利益にもなっていなかったということ。

初心者ライターさんは搾取されただけ。ライティングスキルが上がるようなフィードバックはなされていませんでした。中には、スキルアップした人もいるかもしれません。ただ、私のもとには擁護の声は届いていません。

クライアントさんが喜んでいるなら、クライアントさんに価値を提供できているなら、まだよかった。搾取されたライターさんは気の毒ですが、ライターさんの自己責任かなとも思います。ところが、リークされた情報によると、クライアントさんも迷惑をかけられていた、とのこと。

彼がしていることは、クライアントさん、ひいてはその先にいるユーザーさんを欺く行為だったのです。もちろん、きちんと「価値を提供」できていたクライアントさんもいたでしょうね。そうじゃなきゃ継続案件ゼロで、営業が大変すぎる。ただ、「迷惑をかけられた」と感じるクライアントさんが存在しているのも事実。

ライターさんが案件を外注すること自体は否定しない

クライアントさんの了承のもと、ライターが他のライターに外注をすることはよくあることです。悪いことではありません。中級者、上級者さんたちが、初心者ライターさんに1円2円で執筆を依頼することだってあります。でもね、それはすべてクライアントさんに利益をもたらせる記事を納品できているのが大前提。クライアントさんが求めるクオリティの記事を納品できないのは言語道断です……。

初心者を食い物にする人がいると聞いたことはあっても、目の当たりにしたのは初めてでした。
初心者さんだけじゃなく私も餌食になっていましたしね……。さらにはクライアントさんにまで……。ただただ驚くばかりです。

ということで、みなさん!

依頼主をの人柄をしっかり見極めましょう!!

案件の難易度と単価があっていないと思ったら、辞める勇気を!

書いた記事がどこに掲載されているのか、検索してチェックしてみましょう!!

悪質クライアントだけでなく、同業のライター、Twitterの仲間だと思っている人が搾取することもあるんです!

甘い言葉に気を付けて!!!!

今日も最後まで読んでいただきありがとうございました。