日 刊 こ ゆ き
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UBER EATSの配達員に間違えられた奇跡

こんばんは、こゆきです!ウーバーイーツと間違えられてタピオカを持たされそうになったお話!

今日は新規クライアント様との初顔合わせ。グーグルマップのナビを設定して、ちょっと恥ずかしいけど、音声をオンにして迷子にならないようにと万全の体制を整えます。いつもの総勢12kgの荷物が詰まって膨らんだリュックを背負って、ご依頼いただけるかなとドキドキしながらも、しゃきしゃきとナビの指示に従って歩き始めました。

ところが、「目的地付近です」と言われるものの、目指すビルがない。365度探しても見つからない。どうやらホームページに掲載されている住所とGoogle マップの場所が違っている模様です。1軒ずつビルの名前を確かめましたが全部違う。

約束の時間に遅れそうだったので、クライアント様にメールをして、ビルの目印を伺いました。メールの返信はまだかなとiPhoneを握りしめながら、周囲をきょろきょろと見回しながらビルを探します。

すると1分足らずで、すぐ近くのビルの中からラフな格好をした女性が、同じくきょろきょろしながら出てきました。

目が合った瞬間に、わかりました。

「探しにきてくれたんだ!」

すぐさま駆け寄る私。女性もほっとした顔をして近づいてきました。そして、「こっちです」と言って私をいざないます。えへえへしながら「道に迷っちゃってすみません」という私。

女性も、「こちらこそすみません」と返します。

ん?片言?確か今日の打ち合わせは日本語の書籍のお話のはずだけど、外国の方も在籍してらっしゃるの?なんて思いながらもついていきます。エプロン着てるから、アシスタントさんなのかな、なんて妄想していました。

すると通されたのは、どう見てもタピオカ屋さん。店長らしき男性中国人さんがちょっと迷惑そうに待っていました。スタッフ全員片言。

あれ?タピオカ屋さんが書籍を出版するのかな?出版社の副業かな?え?

頭の中は大混乱です。そして差し出されるパッキングされたタピオカ、固まる私。

「すみません!田中さん(仮名)とお約束していたんですが、田中さんはどちらですか?」

さすがに何か違うかもしれないと思い尋ねました。すると女性がびっくりした顔をして「ウーバーイーツちがうの?ウーバーイーツまってる」と言います。

ウーバー!!!イーツ!確かに、確かに私のリュックはウーバーイーツの皆さんが背負ってるやつみたいですよ!リアルフォースが入ってるし荷物も大きいから長方形になってますよ。

※リアルフォースが取り出されているため少ししぼんでいます

でも、打ち合わせだからオフィスカジュアルだったんですよ!5センチ以上のヒールも履いてた!自転車やバイクにも乗ってない!

慌てて「ウーバーイーツ違います。田中さん探してる」って答えました。狼狽のあまり私も片言です。

彼らは、がっかりした顔をして首を振ってスマートフォンを触り始めました。きっとウーバーイーツの配達員さんにコンタクトを取っているんですね。

私はぺこりとお辞儀をして、慌ててビルの外を出てクライアント様からのメールを元に正しい目的地に向かいました。

なかなか来ないウーバーイーツの配達員さんを探している中国のタピオカ屋さんと、ビルを探している私。まさかのマッチング。

その後、クライアントさんが迎えてに来てくださり、無事に合流できました。「すみません、道に迷った上にウーバーイーツと間違えられちゃって」と言ってみたものの、今思えば子どものような言い訳ですね……。

今度から待ち合わせ時間の30分前に到着するようにしようと心に誓いました。

今日も最後まで読んでいただきありがとうございました!