ひえええ!!何このタイトル!!私、ネーミングセンスがひどいんです!許して!
ライタースクールに関するツイートが、私にしては珍しく200を超えるいいねをいただきました。
ほとんどの方が50万円という授業料に驚いておられるご様子でした。
中には、「お金をかけて学ぶことは悪いことではない」というご意見も。
それには私も何の異論もございません。教わるということは、その人の時間を奪っているということですから、対価を支払うのは当然のこと。
それが、内容に見合ってさえいればよいのです。例えばかの有名な、「宣伝会議」さんの「編集・ライター養成講座」は、80時間の通学授業で16万円。講師陣は私でも知っている有名人がずらり。納得感がありますし、添削もしてもらえるようですので、スキルアップの期待大!講座の最後には卒業制作もあるようで、なかなかの骨太な内容です。
https://www.sendenkaigi.com/class/detail/editor_writer_s.php
通学は厳しいですがオンラインであれば受けたいなと思いました。
合格をすれば誰でも司法試験を受験することができる、「司法予備試験」の合格を目指す通信講座が50万円から120万円。1年間予備校に通っただけで合格できる試験ではないと思いますが、予備校側は、「1年で合格プラン」と銘打っているカリキュラムも提供しています。50万円から120万円支払って、予備校に通学すれば司法予備試験に合格できる可能性はゼロではないと思います。司法予備試験合格組の司法試験合格率は2019年は81.8%。司法予備試験に合格できれば司法試験を受験して、合格できる可能性も非常に高い。そして司法試験と司法修習の先にあるのは弁護士、検事、裁判官。やる気と時間さえあれば、非常にコスパの良いお金の使い方ですよね。最難関試験であることはもちろん承知です。お金を払えば合格できるものとは全くもって思っていません。ただ、それくらいの価値がある講座、ということ。
そして、話を戻して50万円のライタースクール。宣伝会議さんの「編集・ライター養成講座」の3倍、司法予備試験の2倍から同額(司法予備試験講座は1年間なので)を支払う価値がある講座か、と言われればノーだと思ったのです。
その根拠は色々ありましたが、ここではあえて言及しません。私が言いたいのは、「内容が伴ったスクールやセミナーで学びましょう」というだけ。有料無料問わず、時間をかけるなら中身や教えている人を自分の目で確かめてください。
・講師の名前でGoogle検索(ニュースタブで検索すればメディア掲載の記名記事がヒットしやすい)
・講師の名前でクラウドソーシング検索
・講師の名前でAmazon検索
これだけ調べてみれば、大体のひととなりがわかると思います。何にも出てこないなら怪しいですよね。
それから、活躍している分野と教えている内容が合致しているかどうかも重要です。
「人気ラーメン屋店主が教える絶品チャーシューの作り方」
「人気クレープ屋店長が教える絶品チャーシューの作り方」
どちらに教わりたいかといえば、前者だと思います。そりゃクレープ屋さんが教えてくれるチャーシューも興味がありますから、クリックはしたくなります。でも、いざチャーシューを作りたいと考えるのであれば、ラーメン屋さんが教えてくれるチャーシューのレシピを参考にするのではないでしょうか。
スクール選びで失敗したくない方は、講師陣を鬼のようにリサーチして、教わりたい内容と彼らのキャリアがマッチしているかどうかを確認しておきましょうね。彼氏の元カノをSNSで検索するくらいの執念でリサーチしてください。こうやって調べた上で納得できたのならば、そのスクールに申し込んでもいいと思います。
と、前置きが長くなりました。今回は、上記のような経緯を踏まえて、初心者ライターさんが、「この記事を読めばライターの第一歩を踏み出せる」というお話をお届けします。初心者さんが、高額講座でお金と時間を無駄にしないように、ある程度自走できるようなものがあればいいなと思いました。
もう、このリード文の時点で時間を無駄にしている説もありますね。もう前置きはいいから、本題を読みたいという方はざっとスクロールをお願いします。
ちなみに、私はWEBライター歴8年、専業ライターとして大黒柱になってからは3年になります。WEBライターとしての経験はそこそこあると思いますし、お仕事も多くいただけているかなと思っています。もちろんこゆきなどに教わるなんてまっぴらごめんよという方もいらっしゃると思うので、無理に読んでくださいともいいません。これから何をしたらいいかわからない初心者ライターさん、少し自分でやってみたけどうまく行かないライターさんの道標のひとつになればいいなと思っています。
ああなんて、長いリード文でしょうか。これを納品したら、ノールックで返品されちゃいますね。もしかしたらそのまま契約を打ち切られる可能性すらある。長い長いリード文にお付き合いいただきありがとうございました。ここから本文のスタートです。ここで、離脱率、87%を予想。言い忘れましたが、これは「クラウドどーシングルートでのWEBライターの始め方」です。それ以外にもTwitterルートやWantedlyルートもあります。個人的には一番ハードルが低いのが、クラウドソーシングルートですが、他のルートがよい方はこの記事は参考にならないので、検索をば!
STEP1クラウドソーシングサイトに登録
WEBライターを目指している方が最初にやるべきことは、「ランサーズ」と「クワウドワークス」の登録です。それなに?って方は検索してください。それすら調べられないようだとWEBライターは厳しい。
そして、それぞれのサイトに登録を。登録方法は丁寧になナビがありますので、わかると思います。わからない方は、諸先輩方が解説記事を執筆していますので、検索してください。
WEBライターの仕事は「正しいリサーチ」によって、「わかりやすく有益な文章をクライアント様に届けること」です。文章力がいくらあっても、正しい情報にリーチ出来なければ、意味がない。だから、「自分で調べながらやること」を徹底してください。
タスク形式で文章を書いてみる
ランサーズやクラウドワークスへの登録が完了したら、「タスク」と呼ばれる形式のお仕事に早速着手してみましょう。「タスク」は、クラウドソーシングサイト上で、お題が提示されてそれにしたがって、作業をするというタイプのもの。
タスクには、実績上の作業制限がついていることはほとんどありませんので、誰でも挑戦可能。未経験の方でも、すぐに書くことを仕事にすることができます。
タスクで書いた文章を、クライアントさんが読んで基準に達していれば、承認されて報酬が支払われます。基準に達していなければ、非承認になって報酬は支払われません。
非承認になれば、一銭も手元には残りませんが、経験上非承認はほとんどない。私は駆け出し時代に1000件ほどタスクをしましたが、非承認になったのは1件だけでした。
「タスク」で仕事をするメリットは、誰でも仕事として書けること。今、タスクを覗いてみたら文字単価は1文字0.1円から0.5円まで、割と単価が良いものもちらほらありました。ちなみにタスクで0.5円は神案件です。見つけたら光のスピードで作業を開始しましょう。
タスクだからといって、適当に書くのではなく、「このクライアントさんは何のためにこの文章を募集して、どういう文章が欲しいのか」ということを考えながら書くことが大切です。
もちろん日本語の正しさも重要。完成したら、音読をして「日本語として正しいかどうか」を自分で確かめてください。その時に、漢字の表記や送り仮名などに困るようでしたら、「記者ハンドブック」を購入して、標準的な表記を確認!
記者ハンドブックって何って?はい、検索です。何?と思ったら自分で調べる癖をつけてください。
タスクについてはこちらの記事でも書いてます!
https://webwriter.tokyo/lancers-task/
リサーチするときはソースに注意
記事を書いていたら、ご自身の知識だけでは書けない内容も出てくるかと思います。自分の知識に自信がないこともありますね。
だから、書くときはリサーチが必須。インターネットや書籍を駆使して、「正しい情報」を調べるのがリサーチです。ただし、「あなた誰ですか?」というサイトでのリサーチはNG。
公的機関の公式サイト、多くの人の手が入っている大手企業のメディア、専門家のサイト、などとにかく信憑性が高いものを参考にします。手元に専門書があれば最高。それらの情報が100%正しいわけではありませんので、鵜呑みにしてはいけませんが、自分なりに「正しい情報を入手すること」を常に念頭においてください。あと、コピペはダメ絶対。リライトのお仕事をすることがありますが、コピペ記事が多くて泣きそうになります。そもそも私が泣く以前にコピペは著作権法に違反する違法行為です。
STEP2 タスク戦士からの卒業のために
タスクだけでも時給1500円くらいまでは可能。ですが、かなりのスピードを要しますので誰でも達成できるわけではありませんし、腱鞘炎になります。そういえば、今週、腕が痛くて整骨院でみてもらったら両腕が腱鞘炎一歩手前と言われました。
私の腕のことはいいんです。そう。タスクを一生続けていては心と体が壊れてしまうと思うので、タスクから卒業をしなければなりません。タスクの卒業の目安は個人的には50万文字書いたら、ですがそんなに書かなくても大丈夫。5万文字から10万文字も書けば、WEBで求められている文章が肌感覚でわかってくると思います。
プロジェクトで仕事を探す
タスクから卒業をするためには、「プロジェクト」という方式の仕事を勝ち取る必要があります。プロジェクトのこと、検索しましたか?プロジェクトの概要はわかりましたね。
では、プロジェクトに提案をしてタスクよりも高単価のお仕事をゲットしましょう。目標は0.5円。1円のお仕事が受けられれば神です。経験則では、タスク戦士が突然1円のお仕事をもらえることはほとんどないので、まずは0.5円案件を探しましょう。
0.5円案件を見つけたら、「これは書けそうだな」というジャンルに提案をします。ご自身の人生経験があるジャンルや勤務経験があるジャンルが書きやすいですね。「元銀行員」なら、金融系。「税理士事務所勤務」なら税金系、「ギャンブル好き」ならパチンコ系。「アニメが好き」ならアニメ系。書けそうなお仕事が見つかりましたか?見つかったら提案の準備開始です。
プロフィールの修正
ランサーズやクラウドワークスに登録する時に、プロフィールを設定したと思います。まだ右も左も分からない時で、プロフィールの書き方もわからなかったはず。でも、プロジェクトに提案をする段階になればプロフィールは超重要ですので、しっかりと見直しましょう。
・写真をはる
・得意分野を絞る
・提供できる価値を明確にする
いろいろありますが、まずはこの3つをポイントにお手入れしてくださいね。書き方がわからない???
はい、ランサーズ、クラウドソーシングのトップの神たちのプロフィールを観察してください。そこに答えがあるはずです。
提案文の作成
提案文だけはクルドソーシング神たちのお手本を見ることができませんね。提案文のポイントは、「テンプレを使わずに自分の言葉でアピールすること」です。
「自分の存在がクライアントさんにとってどのようにプラスになるのか」を考えながら書きます。考えるのが大事。実績はなくても、例えばダイエットの記事の募集であれば、「30kgのダイエットに成功したことがあります」、「リングフィットアドベンチャーで5kg痩せました」みたいな経験があれば、それをアピールします。
私は、実績がゼロ、もしくはとても少ないときはそうやってアピールをしていました。「経験をもとにしたオリジナルの記事が書ける」というのは実は大きな武器になります。
サンプルの執筆
「過去の実績があれば提示をお願いします」
「経験者募集」
このようなプロジェクトに初心者さんが応募するのに有効なのが、サンプルの執筆。もちろんサンプルを書いたってお金はもらえません。ただ働きはしたくない???
いやいやいや!何の実績もなくて、どんな文章を書くかわからない人にお金を払ってくれる神様みたいなクライアントさんはいませんからね!!見せる実績がないならサンプルくらい書きましょう。
その仕事に採用されなくたって、書く練習になります。会社員時代なら研修でもお給料がもらえました。でもフリーランスになるということはお、金は自分で稼ぐしかないということ。それが嫌ならフリーランスは向いていません。そのかわり、自分で働いた分は全部自分のもの。頑張れば大きなリターンが待っているかもしれませんし、いないかもしれない。
あ、サンプルはワードで書いてPDFにしておくことをおすすめしまうす。やり方は検索。
採用されなかったら
はい、採用してもらえなければ採用してもらえるまで頑張って提案を続けましょう。採用をしてもらえなかった理由をうだうだ考えても仕方がないので、どんな提案文がいいかなと、常に考え続けてください。もちろんタスクは同時並行で続けます。タスクで気に入ってもらえて直接ご依頼いただけるケースもあるからタスクも常に全力投球!
悪質クライアントさんには要注意
クラウドソーシングサイトには、初心者ライターを鴨にするような悪質クライアントさんがいます。「1万文字10円ですが、懇切丁寧に指導します。一人前のライターが云々」なんていうお仕事は却下。いくらお仕事がなくても提案しないでくださいね。
STEP3 プロジェクトライターの心得
晴れてプロジェクトライターになったら気をつけることや心構えもお話ししておきますね。なんか偉そうですけど、私もまだ試行錯誤です。
どんな単価でも仕事だという意識を忘れない
単価が安かろうと高かろうと、お金をもらっている以上それは仕事。あなたはプロ。0.1円でも0.5円でもクライアントさんはお金を払ってくれているわけですから、クライアントさんの求める記事を書けるように頑張ります。
執筆前に質問をする
ライティングについて、クライアントさんからは、キーワードやテーマ、ペルソナや扱う商材、掲載サイトなどが提示されると思います。が、全てのクライアントさんが適切な指示を出せるわけではないので、足りない情報があったら質問をしましょう。
・記事のペルソナ
・掲載サイトはどこ
・何を売りたいの
・何のためのサイトなの
・想定ライバルサイトはあるの
・集客方法
この辺の情報があると書きやすいです。クライアントさんも、「本気で書こうとしてくれる」って喜ばれると思います。余計なことを聞かずに書けばいいのよ!というクライアントさんもいますので、その辺は空気を読みながら。
ライバルサイトの上位互換を目指す
クライアントさんに想定ライバルサイトがある場合はそのサイト、なければ指定キーワードのGoogleトップのサイトを喰らう記事を書きます。
もちろん、コピペも真似もだめ。でも、上位サイトに記載されていることは全て網羅した上で、プラスアルファの利益が得られる記事を目指してください。
ちなみにGoogle上位を調べるときはブラウザはシークレットモードでお願いします。わからなければ検索!!!
Googleにとって似た記事がずらりと並ぶ状態は、きっと好ましくない。みんな嫌だと思います。だから下位互換記事を書かないように頑張ってください。劣化コピー記事を量産していては、いつまで経ってもスキルアップできません。
正しい情報、正しい日本語は大前提。インターネットのリサーチだけでは情報が足りないのであれば、本を読んでください。さらに自分のオリジナルの経験をもとにした記事がかければ素晴らしいと思います。とはいえ突然昔話を語り出したら怖いので、経験しなければわからないような例え話やエピソードを入れる感じにしてくださいね。
この記事で、記事の書き方やGoogleとのお付き合いの仕方についてお話ししていますので、お時間があればお目通しを!
https://webwriter.tokyo/writergoogle/
私の記事の調子はどう??
書いたら書きっぱなしにしない!
納品してしばらくしたら、クライアントさんにあの記事の反響はどうですか?とか、成約できていますか?とか、P Vどれくらいですか?と質問をしてくださいね。
結果が出ていないのであれば、さらに精進しなければなりません。クライアントさんは暇ではないので、いちいちフィードバックをしてくれないことがほとんど。結果が出ないライターは継続されずに終わってしまいます。
結果が出ていないのであれば、「自分で」何が悪いのかを検討してください。そんなところまでクライアントさんを頼ってはだめ。もちろん教えていただければありがたく教えてもらいましょう。
STEP4 単価を上げるために
今までお話ししていたことができていれば、きっと1円くらいまでは単価が上がるはず。その先は、少し専門性があったり実績があったりではないと厳しいこともあります。後は出会い。私はTwitter上でお仕事を募集はしていませんが、時折DMで良いお話を頂けます。ありがたい!!話がそれましたね。
高い単価のお仕事は、クラウドソーシングにもありますが、直接取引の方が豊富で。wantedly、メディアのライター募集、Twitterのライター募集などなど。
直接取引を勝ち取るためには自分で営業をしなければなりません。営業をするために超重要なのが、記名記事。記名記事とは、ライターのペンネームや本名を掲載して執筆する記事のこと。そんなの無理!ってことはありません。意外といけます。ランサーズやクラウドソーシングでもしょっちゅう見かけますし、メディアで募集をしていることも。
単価は低いかもしれませんが、なんとか記名記事をゲットしてください。そのためには提案文、サンプルなどのテクニックをフル活用。記名記事があれば、より高単価のお仕事に採用されやすくなります。記名記事は名刺や看板!
記名記事だからと単価が安いこともあり、やりがいの搾取!なんて言われることもありますが、その記事がもたらしてくれる利益を考えたらやりがいの搾取とはいえないかなあとも思います。それに、実績があればそんなに単価は低く設定されませんので、いっときの辛抱です。
記名記事が、あなたの顔になってどんどん新しいお仕事を呼び寄せてくれます。
ちなみに、私は継続しているクライアントさんの単価アップ交渉はしたことはありません。先方からお話をいただくことはありますが自分からアップを求めたことはないので、アップ交渉の方法はわかんない!!
STEP5 キャリアの形成
これはね、私も悩んでいます。ずっと悩んでいます。現在は、WEB記事だけではなく、書籍の執筆や、インタビュー、取材のお仕事もいただけるようになりました。いろいろなお仕事ができるようになったきっかけは、チャンスを見かけたら全力ベットすること、かなあ。これやりたい!ワクワクする!というお仕事を見かけたら、失敗を恐れずに挑戦することです。なんかありきたりになりましたけど、こんなの無理でしょうという案件でも、やる気でなんとかなることもあるんです。キャリアの形成は、私の生涯の課題なので、多く語れることがないですね。
いつも悩んでいます。資格取ろうかな、サイトを運営しようかな、外注さんにお願いしようかな、家事代行さんをお願いして作業時間を増やそうかな。
答えはまだ出ていません!!
とりあえずこの記事はこれでおしまい!!
長くなりましたが、最後まで読んでいただきありがとうございました。
また気づいたことがあったらちょくちょく追記していきたいと思います。それにしても画像全然ないな。画像も気が向いたら追加します。目次もないな。目次も気が向いたら作っておきます。