こんばんは、こゆきです。
私がランサーズのタスクでライターデビューをしてからもう8年。いつの間にか、大きな企業の採用パンフレットに掲載する記事や、超有名企業のオウンドメディアに掲載するコンテンツなど、Google検索順位を意識せずに書ける記事も増えてきました。
この一文ながいですね。仕事でこれを書いたらばっさりと修正されちゃう。話がそれました。ダイエット体験談ばかりを書いていた頃の私が知ったら、びっくりするような変化です。「よくぞここまでこれたな」と自分でも思います。今回は私がここまで到達できた理由についてお話しします。
私は凡才
本を書くなんてほんの一握りの限られた人たち、文才に溢れた人たちだけができる夢のような仕事だと思っていました。でも私は今、本のご依頼も多数いただけています。最初は電子書籍だけでしたが、紙の本のご依頼もいただけるようになりました。
自慢うざいって?自慢じゃないんです。0.2円の記事をひたすら書いていた私でも、書き続けていたら多くの人の目に触れるような媒体のコラムや本の執筆ができるようになったよと言いたいんです。
このブログを読んだ方はわかると思いますが、私は文才に溢れた天才ではありません。かといって、誤字脱字が全くないパーフェクトライターでもありません。むしろ誤字脱字クイーン。ブログをアップしたら多方面から誤字があるよと指摘が飛んできます。そんな私でも継続していたから、本のお仕事も大きな企業のお仕事もいただけるようになったんです。強いていうなら、記事を書くスピードだけはスタートしたときから早かった。ジャンルにもよりますが、30分3000文字から4000文字もいける。とはいえ、それは今や強力な武器とはいえません。
課金をしなくてもライターになれる
私は、スクールにも通っていませんし、有料のnoteも購入していません。大きな声ではいえませんが、ライターのノウハウ系の本も読んだことがありません。
執筆のために必要な知識をインプットするための本は沢山読みます。でも、ノウハウを手に入れるためにお金を払ったことはありません。ちなみに、ライターになる前は損害保険会社で示談交渉の仕事をしていました。 編プロや出版社で働いた経験はゼロです。大学の専攻は日本の中世史。とにかく、文章を書くことについて専門的に学んだことはないんです。
文才もない、完全な文章も書けない、コネもない。そんな私でも、ライターとしてスキルアップできています。だから、これからライターを始めようかなと思っている方、始めたばかりで迷子になっている方は、「とにかく仕事で書き続けよう」って言いたいです。仕事として書くことで、文章力は必ずアップすると思います。
仲の良い友達やパートナー、家族の顔を思い出してください。脳内に彼らを住まわせて、彼らにやさしく教えるように書くんです。これを意識するだけで変わるはず。
ggrksで培われた調べる力
「ライターのために必要なスキルは何?資格は必要なの?どうやって勉強しているの?」
ライター初心者さんやこれから始めようとしている方は、悩むと思います。その答えはただひとつ。それを自分で調べられないようならライターは向いていないよ、ということ。
ライターに必要な資格はありません。でも、「自分で情報の正しさを判断できること」、「正確で確実なソースにリーチすること」は絶対に必要な能力です。この2つが欠けていたら、記事の正確性が担保されず、ネットにデブリをまき散らすことになってしまいます。
Google検索上位に出てくる記事を網羅したような記事を書くだけでは、ユーザーさんにとって有益とはいえません。他のサイトにはない情報、役に立つ情報がなければ多くの人に読んでもらえないでしょう。
文章力ももちろん必要ですが、基礎となるのはリサーチ力です。前園さんの偽物をリツイートしてしまうネットリテラシーでは、正直厳しい。
とはいえ、この能力も鍛えるのは簡単。「ggrks」、「ソースは」、「テンプレよめ」。この3原則を徹底すればいいんです。あら、インターネット老人会の会員様は気付きましたか?そうです。2ちゃんねるですよ。今は5ちゃんねるですね。
10代から2ちゃんに入り浸っていた私は、この3つの重要性を肌身を持って感じていました。ちょっと間違えた情報を書き込めば袋だたき。質問すればカス呼ばわり。テンプレを読まずに書き込めば、無視される。
そんな世界を見続けていたわけですから、自然とリサーチ能力と情報の正確性を判断する力が身についていたんです。これって、別に特別な力じゃありません。誰でも気を付けたらできること。
私がライターとして8年間生き続けていて、キャリアアップできているのは2ちゃんねるでたたき込まれたググれカスの精神のおかげ。そして、この能力は誰でも磨けます。
クライアントさんとライター仲間に恵まれて
コネなしの私が、本の仕事、インタビュー記事もできるようになったのは、私の力だけではありません。私を見いだしてくれたクライアントさまたち、仕事を紹介してくれたライター仲間のおかげだと思っています。
稚拙な私の文章に根気よくダメ出しをしてくれたクライアントさま、紙の本の仕事を紹介してくれたライター仲間、私の文章を好きだといってたくさんの依頼をくださるクライアントさま。みなさまに支えられてここまで来れました。
たくさんお話をしましたが、基本的なリサーチ力とクライアント様とのお付き合い、それが今の私を作っていると思います。特別な力は必要ありません。
ライターはとても夢があるお仕事だなと思います。学歴、経験、性別、年齢関係なく、お仕事を続けられます。私でもできた、だからやる気さえあれば誰でもできるはず。
誰でもできるからこそ、常に努力は必要ですしインプットは無限。私もずっと書き続けられるように、継続と精進あるのみ。でも楽しいんですよね。来年の今頃も書き続けていられますように。
今回も最後まで読んでいただきありがとうございました!また余裕があったら書きますね。